【日本100名城】№35 金沢城 

・建造年代: 天正11(1583)年、前田利家が金沢城に入り、その直後から本格的な城づくりが始められました。築城の目的は、前田家の本拠地としての機能や、経済・文化の発展を促進する役割を果たすことでした。

・構造と特徴: 山城の特徴を持つ平山城です。
金沢城は「石垣の博物館」と呼ばれるほどさまざまな時代の石垣を見ることができます。なかでも重要文化財の石川門は左右で積み方が異なるという変わったつくりになっているので必見です。重要文化財としてはほかにも三十間長屋が遺構として残っています。

・歴史的背景: 金沢城は、前田利家(前田利長の子)の代に石川県を治める前田家の本拠地となりました。前田家は、石川藩を支配し、金沢を繁栄させました。この時期、金沢は「北陸の小京都」とも称され、豪華な文化と芸術の中心地として栄えました。

現代の金沢城: 現在、金沢城は保存・復元が行われており、城内には歴史資料や展示物を通じて、前田家の歴史や金沢市の歴史について学ぶことができる施設があります。また、城内からの眺望も素晴らしく、観光客が楽しむことができます。

日本100名城 2023年6月 登城

アクセス

・JR北陸本線・金沢駅東口バスターミナル「6番のりば」「8番のりば」から乗車
 「兼六園下・金沢城」下車、徒歩約5分
 城下まち金沢周遊バス 路線バス どちらでも利用可能

見学情報

・開園時間
 3月1日~9月27日、29日   7:00~18:00 (退園時間)
 9月28日、9月30日~2月末日 8:00~17:00 (退園時間)

・入園料 :無料

 菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門について(入館料)
 個人 大人(18歳以上)    320円
    小人(6歳~18歳未満)  100円
 団体(有料対象者30名以上)
    大人(18歳以上)    250円
    小人(6歳~18歳未満)  80円

・100名城スタンプ
 二の丸案内所
石川門入口案内所

お城の状況など

石川門

金沢城の搦手(裏口)門で、高麗門の一の門、櫓門の二の門、続櫓と2層2階建ての石川櫓で構成された枡形門です。
一の門

二の門

門の重厚な金具

菱櫓に続く「五十間長屋」
一般的には「多聞櫓」と呼ばれるもので、武器や什器等の倉庫

本丸があったところ
自然面を残す粗割石を積み上げた割石積み石垣

鶴丸倉庫
幕末の1848年に竣工した武具土蔵

石垣のうんちくを調べたくなるような、いろいろな積み方の石垣があります。

極楽橋

五十間長屋

玉泉院丸庭園
二代目藩主利長の正室玉泉院(永姫)が屋敷を構えたこがその名の由来とされ、3代藩主である前田利常が1634年(寛永11年)に作庭を始め、廃藩時まで城内玉泉院丸に存在していた庭園です

旧第六旅団司令部

菱櫓
二の丸の北東隅に配置された3重3階の物見櫓です


最後まで見ていただきありがとうございました。

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