【日本100名城】№73 広島城

・建造年代: 広島城は、1589年から1599年にかけて、毛利輝元(もうり てるもと)によって築かれました。築城の目的は、広島湾を押さえる戦略的な拠点としての役割を果たすことでした。

・構造と特徴: 広島城は、比較的平坦な地形に築かれた平山城(ひらやまじょう)であり、主に木材を用いて建造されました。本丸や二の丸などの曲輪が存在し、堀や石垣、門なども建設されました。

・歴史的背景: 広島城は、戦国時代末期から安土桃山時代にかけての日本の武家社会において、毛利氏の本拠地として栄えました。この城は、毛利氏が中国地方で勢力を拡大し、広島を支配する中心地として機能しました。
関ケ原合戦後、毛利氏は長門萩に移り、福島氏、次いで浅野氏が入城しました。

・現代の広島城: 昭和初期まで天守閣をはじめ櫓などが現存していました。
戦争で倒壊した天守は1958年(昭和33年)の「広島復興大博覧会」開催にあわせて再建。
表御門、御門橋、太鼓櫓などが平成6年(1994)年までに復元されました。

日本100名城 2023年5月 登城

アクセス

・JR山陽新幹線/山陽本線/呉線/可部線/芸備線・広島駅から城南通りを通り、徒歩約25分
・広島駅南口前の市内電車のりばより、1・2・6番電車に乗り、「紙屋町東」電停または「紙屋町西」
 電停から徒歩15分
・広島駅南口前のバスのりば、Bホーム、7・8・9番のりばより合同庁舎前経由のバスに乗り
 「合同庁舎前」バス停から徒歩8分
・広島駅新幹線口側からひろしま観光ループバス「めいぷるーぷ」でループバスで「広島城(護国神社
 前)」停留所から徒歩6分

天守閣観覧料

個人団体(有料入館者30名以上)
大人370円280円
シニア(65歳以上)※1180円100円
高校生※2180円100円
中学生以下無料

観覧時間
・3月~11月 9:00~17:30
・10月~3月 9:00~16:30

100名城スタンプ

設置場所:天守閣入口前通路

スタンプが押せる時間
・3月~11月 9:00~18:00
・10月~3月 9:00~17:00

お城の状況など

裏御門跡
本丸の東に位置する城門跡

広島大本営跡
明治10年(1877)に広島鎮台司令部(ちんだいしれいぶ)として建てられた2階建ての木造洋館。原爆により倒壊し、現在は基礎などの石が残る

天守閣
原爆で倒壊した天守は、外観を復元したコンクリート建築として昭和33年(1958)に再建された

中御門跡
火災で変色した石。
被爆時の火災の熱により門と一緒に石も赤く焼け、ひび割れている。

表御門
二の丸入口にあたる門で、櫓門と呼ばれる形式の門。戦前まで江戸時代以来のものが残っていたが原爆により焼失。

被爆樹木 ユーカリノキ
爆心地から約740mの距離。すぐそばの二の丸の建物群が炎上するなかで生き残った。

多聞櫓
太鼓櫓と平櫓を結ぶ長い櫓

御門橋
内堀(うちぼり)に架かる橋
二の丸表御門へと向かう

内堀と石垣

お城を出て城南通り

最後まで見ていただきありがとうございました。

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